秋も深まり、冬の匂いがしてきましたね。
標高の高いキャンプ場では朝晩の気温が10度以下、0度の日もあると思います。
寒い時期のキャンプでの寒さ対策として、今回は薪ストーブを紹介したいと思います。

導入きっかけや使ってみた感想など書いてます!
是非ご覧ください!!
冬キャンプにおすすめの薪ストーブ
色んなメーカーさんがさまざまな薪ストーブを販売されていますが、今回は我が家が購入した薪ストーブを紹介します。


我が家がこの薪ストーブにした理由は3つあります。



1、本体を工具を使わずに簡単に組立出来ること。
2、二次燃焼機能が搭載されていること。
3、煙突経が100π(100パイ)であること。
本体はコンパクトに収納できるし、本体と煙突が収まる収納ボックス(サイズW440xD660xH300mm)も付属してくるのが嬉しいです。
二次燃焼機能について簡単に説明すると、綺麗な煙を排出できて熱効率が良くなるので、薪の消費量が抑えられるということです。(おそらく薪の金額が家計を圧迫するのではと予想した為)



冬キャンプは薪の消費量がスゴイので少しても節約できるのは嬉しいですね!!
最後に煙突経についてですが、100πで設計されているものだと、万が一煙突の長さが足りなかったり、壊れたりと不測の事態が起きた時にホームセンターで売っているもので代用できるからです。



うめち家のテントは6パターンの煙突の出し方ができるので、長さの足りない時は焦りましたが、キャンプ場近くのホームセンターに行けばなんとかなるのが本当に助かりました!!
薪ストーブに癒される
外が0度近くの寒さの中で、テント内の温度は20度ちかく。ポカポカで暖かいのは最高以外の何ものでもありませんよ。
火種を作って炎を育てる作業は焚き火と同じ。
ゆらゆら揺れる炎を見ながらぼーっとする時間は癒しタイムです。
乾燥対策として薪ストーブの上にケトルを置くのがおすすめです。
ストーブの上に置いたケトルのお湯が沸騰することで蒸気が発生するため、テント内の空気を加湿できます。


薪ストーブで温めたウィスキーのお湯割りやホットワインは格別です。
いつでも暖かい飲み物を飲むことができますよ。
空焚きには要注意! 意外とやりがちにですよ!
薪ストーブの注意点
暖かいし、癒されるしで良いことしかない薪ストーブですが、基本的に薪ストーブはテント内で使用することを各メーカーさんは推奨しておりません。
高温になるし、一酸化炭素も排出するしで非常に危険だからです。
いくつか注意点をまとめてみました。
- テントの大きさは適切か確認すること
- 一酸化炭素に注意すること
- 煙突ガード、煙突の固定をすること
そもそも今使っているテントで物理的に薪ストーブの使用が可能かを確認しましょう。
薪ストーブを使用中は大変高温になるため、テントの屋根や壁面から離して設置する必要があります。
ある程度大きなテントでないとテントとストーブが近づくことで発火リスクが高まりますので要注意です。



薪を焚べる時など蓋を開けた際にも煙がテント内に入ったりもするので、大きいテントがおすすめです!
我が家はそもそも夏用の小さなポリエステル製のテントとルーフトップテントしか持っていなかったので、思い切って冬用のテント(薪ストーブを使う設計)を購入しました。
次に、一酸化炭素。目に見えず思わぬ事故に繋がりやすいのでとても注意が必要です。
必ず一酸化炭素チェッカーを用意して、テント内を確認しましょう。
そしてチェッカーが鳴らなくても定期的に換気をしましょう。(チェッカーが鳴る時点で結構な量の一酸化炭素が溜まっている証拠)



チェッカーはウチは2つ用意しております上と下で!!
テント内が暖かいので換気の風はむしろ気持ち良いですよ!
最後に、薪ストーブの煙突をテントから出す際の注意点です!
ここが1番大事かもしれません。
そうならない様に、必ず煙突ガードを付けましょう。


この画像の煙突を覆っている網の金物が煙突ガードです。
これを煙突の周りに取り付けることで、ストーブで火を焚いているときでも金網部分は手でさわれる程の温度になります。
ちなみにその下の取手がついている部分は『ダンパー』といって、薪の火加減の調整をする役割です。(別途購入品)



ダンパーがあると鎮火までの時間が早くなるので、助かります!!
さて、煙突ガードを取り付けたら、煙突を固定しましょう。


薪ストーブを使用中に強風に煽られて煙突が倒れたら……想像は容易いですよね。
そんな恐ろしいことにならないようにしっかりと地面と固定し、さらにガイロープでもテンションを張ります。


我が家のルール
- 完全に鎮火してから就寝すること
- 薪ストーブをする時は焚き火はしないこと
火の元を確認したり一酸化炭素に気をつけたりと薪ストーブへの注意が疎かにならないように、薪ストーブをするときは焚き火はしないことをルールとしています。
また、万が一のことを考えて、完全に鎮火してから就寝することも我が家のルールです。



だんだん慣れてくると『正常性バイアス』になりやすいので我が家では上記2点を掟としております!
薪ストーブを愛しているからこそ自分に厳しくしております。
周りのキャンパーさんにも迷惑かかりますから!!
初期費用とランニングコスト
ここまで記載したとおり、薪ストーブをキャンプでするとなると薪ストーブ本体だけでなく、それに付随するギアも必要になります。
参考までに我が家のケースを紹介したいと思います。(税込表記)
- 薪ストーブ本体(フォールディングキャンプストーブ HS-440)59,800円
- ケトル(グランマーコッパーケトル(大) 28349 )34,000円
- 一酸化炭素チェッカー(SMART SENSOR社 一酸化炭素検出器 AS8700A)5,220円
薪ストーブ以外は購入するサイトやお店によって金額がさまざまでした。
またこの他にも煙突ガードや煙突を固定する器具を用意していますので、プラス数千円程度かかっています。
そして、我が家は使い込むほどに風合いが変わる銅製品にしましたが、もっと安価なケトルもたくさんあります。


その際は、薪ストーブの上で使用しても大丈夫な素材かを確認して気に入ったデザインを購入しましょう。
- 薪 20kg3000円ほど/1泊キャンプ
キャンプ場では薪を購入するとどうしても割高になるので、前もってネットで購入しています。
今はまだ秋なので薪ストーブは日が暮れる頃からしか使用しない為、8kgぐらいしか使っていません。
真冬のキャンプともなると1回のキャンプで20kgぐらい使うのではと計算しています。(これについては検証でき次第、情報を更新します。)
まとめ
いかがでしたか?
薪ストーブはとても暖かくて心地よい反面、コスト面が結構かかることと注意点もたくさんあるので面倒に思われたかもしれません。



うめち家では、冬キャンプの薪ストーブ一押しアイテムです!
リスクをしっかり理解して楽しんでくださいね!
その面倒な作業もキャンプの醍醐味だと思える方には、薪ストーブはとってもおすすめのキャンプ用品です!


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